



2019年2月21日に発売されたAQUOS R2 compact SH-M09は旧シリーズのAQUOS R compactと比較すると、さらにコンパクト化され操作性もさらに楽になりました。
しかも余分な余白が無くなったことで、画面のサイズはむしろアップ!
画面の見やすさが向上したことで、シャープのAQUOSシリーズの中でも上位の人気シリーズになっています。
そんな話題のAQUOS R2 compact SH-M09を使いこなしてみた体験談をレビューとして紹介します。
目次
AQUOS R2 compact SH-M09のスペック

まずはAQUOS R2 compact SH-M09のスペックを紹介します。
項目 | スペック |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約64×131×9.3mm |
重量 | 約135g |
ディスプレイ | 約5.2インチ(2,280×1,080ドット)、ハイスピードIGZO |
カメラの画素数 | アウトカメラ(約2,260万画素数) インカメラ(約800万画素数) |
バッテリー容量 | 約2,500mAh |
OS | Android9.0 |
メモリ | 4GB |
CPU | Snapdragon 845(2.6GHz+1.7GHz×4) |
容量 | 64GB ※microSDXCカードで最大512GBまで可能 |
SIMカード | nanoSIM×1 |
防水・防塵 | IPX5/IPX8、IP6X |
Bluetooth | 5.0 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz帯/5GHz帯) |
対応バンド | LTE(Band1/3/5/8/11/12/17/19/26/28/4142) 3G(Band1/5/6/8/19) GSM(850/900/1800/1900MHz) |
生体認証 | 顔認証、指紋認証 |
Felica | 搭載 |
NFC | 搭載 |
ワンセグ | 非搭載 |
ワンセグチューナー | 非搭載 |
付属品 | USB Type-C、ACアダプター |
AQUOS R2 compact SH-M09が発売した時点では、Android9.0は最新バージョン。
4メモリでありCPUもSnapdragon 845でまずまずの高性能です。
それにFelicaが搭載しているため、日本人に人気のおサイフケータイの利用も可能です。
他に防水・防塵機能も搭載していてIP68という基準を満たしており、評価基準が最高ランクに位置しています。
だから、雨の日や外出先で長時間スマホを使っていても、安心して使うことができます。
他にも指紋認証の他に顔認証も追加され搭載しているため、セキュリティも強化されました。


付属品はUSB Type-CとACアダプターが付いてきます。
USB Type-Cは裏表が均等になったこともあって、USBケーブルと比べると差し込み口への挿入も楽になりました。
AQUOS R2 compact SH-M09のレビュー

AQUOS R2 compact SH-M09を使ってみて分かったことですが、すべてのレビューをしたら書ききれません。
正直、スマホが良すぎてあまりにも伝えたいことが多すぎるからです。
そこで端末の特徴(形状など)や性能(ベンチマーク)他にも機能(AQUOSの独自機能やカメラ機能)やバッテリーの消費に絞って、詳しく紹介したいと思います。


片手でも持ちやすい端末本体の形状

AQUOS R2 compact SH-M09の第一印象は、やっぱり超コンパクトでクール!!!
横64×縦131×奥行9.3mm、それにディスプレイが約5.2インチであるため、片手で持っても楽勝でスマホの操作ができます。
例えば、フリックやスワイプも右端から左端まで親指が届くから、とても助かります。

外観のアルミフレームはピカピカ光沢を出しているため、高級感を漂わせます。超カッコイイ!
画像をよく見て頂くと分かるのですが、側面の形状はエッジ感を効かせるために斜めに設計されています。
これは側面に指が引っかかるようにエッジの角度を調整しており、抜群に指をフィットさせてくれます。

ちなみにAQUOS R2 compact SH-M09を手の平に乗せてみるとこんな感じ!
私自身、大きな手ではないのにも関わらず、それでもスッポリ収まるサイズです。
しかも重量が約135gだから、意外にもとても軽いんですよ。



SIMトレイ(SIMカードの挿入口)は、左側面の上にあります。
他社の機種と違って、AQUOS R2 compact SH-M09はSIMピンがいらず凹みに引っかけるだけで、SIMトレイを引き出すことができます。
だから、SIMカード(nanoSIM)や外部メモリ(microSDHCカード)の取り外しも、楽々できます。

右側面には、電源ボタンとボリューム(アップとダウン)があります。
スマホを持った時に、丁度人差し指が引っかかる部分に電源が当たります。
というのも、AQUOS R2 compact SH-M09の場合、電源ボタンでスクリーンショットの撮影もできてしまう(項目から選択できる)から、とても助かりました。

下側面には、USB TypeC接続端子とスピーカーがあります。
充電をしたい時は、付属品のUSB Type-Cをこの接続端子に挿入します。

上側面にはイヤホンマイク端子があります。
音楽をイヤホンで聞きたい時は、この差し込み口に挿入すればOK!
USB TypeC接続端子と反対側にあるため、有線も絡まることなく使いやすい配置になっています。

背面はシングルカメラとモバイルライト、他にFelicaもあります。

モバイルライトはカメラの真横にあり、円形ノッチです。

画像を見ると分かりにくいですが、背面の中心付近にFelicaが搭載しています。
おサイフケータイのマークが表示されているため、ここにタッチすればOKです!

正面のディスプレイには、半円形のノッチをしたカメラが一番上の中心。
下部のノッチには指紋センサーがあります。
この指紋センサーはロック解除以外にも、スマホの操作でも大活躍してくれます。
例えばホームボタンやアプリの切替など、使用頻度が最も高い操作ボタンです。


ベンチマークも高水準

Antutu Benchmarkを使ってベンチマークテストを行ってみました。
AQUOS R2 compact SH-M09の総合スコアは249,188!


処理能力はQualcomm社の最高級グレードのSnapdragon 800番台を使用しています。
型番はSnapdragon 845であり、AQUOS R2 compact SH-M09が発売した時点では最上級クラス!
それに4メモリあるため、特別少ないわけではありません。
容量(内部メモリ)も64GBがあり、アプリや大量の写真を撮っても、十分な空き領域があります。
さらに外部メモリ(microSDHCカード)を使えば、最大で512GBまで保存が可能です。
AQUOSの便利機能がとても使いやすい



電源を立ち上げると、シャープだけあってハイクオリティなデイスプレイが飛び込んできます。
IGZOの美しさは別次元!液晶テレビのAQUOSの技術が生かされているから超キレイです!
AQUOS R2 compact SH-M09のホーム画面(初期画面)では、電話やメッセージ、Googleシリーズのアプリ、Duo、アルバム、Playストア、i-フィルター、カメラ、設定という基本アプリの他に、AQUOS独自のアプリが3つあります。
- エモパー(専用AIであり音声認識を使ってサポートしてくれます)
- AQUOS便利(スマホ操作の便利機能が集約されています)
- SHSHOW(AQUOSのニュースなど総合情報が分かります)

エモパーは、AQUOS専用のAI(人工知能)です。
エモパーに話しかけると音声認識を読み取り、スマホの操作の仕方やデータ通信を使って莫大な情報量の中から最適な情報を導いてくれます。
イメージが湧かない方は、Google homeやiPhoneのSiriと同じような使い方だと思ってみて下さい。



AQUOS便利機能は全部で9種類あります。
さきほど紹介したエモパーもその1つであり、指紋センサーやかんたんモードといった他社でも搭載している便利な機能から、シャープならではの特別な機能もあります。
- なめらかハイスピード(動きが速い動画やアプリのスピードをなめらかにしてくれます)
- 指紋センサー(指紋でロック解除やホームボタンとして使えます)
- スクロールオート(記事などが自動的にスクロールします)
- エモパー(AIがサポートしてくれます)
- Clip Now(画面をなぞるとスクリーンショットを撮れます)
- 自動画面点灯(スマホを傾けると自動で電源が入ります)
- かんたんモード(画面表示を見やすくしてくれます)
- スマホカバー設定(カバーがあっても通知や設定ができます)
- ロボクル設定(AIロボットとして情報を教えてくれます)



Clip Nowは、AQUOS便利機能の中でも、個人的に一番の衝撃でした!
画面に指をあてブルッとスマホが震えたら、あとはなぞるだけでOK!
簡単にスクリーンショットを撮ることができてしまうのです。
基本的なスクリーンショットの使い方(電源を長押しすれば項目の1つとして選択する)と違って、とにかく手軽で早いから、よく活用していました。



かんたんモードは、ネーミング通りホーム画面や操作画面を簡単に変更してくれる設定モードであり、全部で4種類の設定変更ができます。
まずはかんたんホームをONに設定すると、ホーム画面が一変!
1つ1つのアプリが拡大し、さらにアプリ名(例:電話帳)などをも表示してくれます。
特にスマホデビューの方にとっては、1つ1つのアプリが何がなんだかよく分からないと思います。
そんな時にはこのかんたんホームに変更することで、迷うことなくアプリをタップできます。

フォントサイズ(特大)をONにすると、すべての文字や画像がが約2倍に変更します。
小さく見えにくい文字も拡大するため、視力が悪い人でも適正な文字サイズで画面を見ることができます。



はっきりビューをONにすると、画面が薄いオレンジ色に変化します。
画像では色が薄いためうまく伝わりにくいですが、薄いオレンジ色になることで、黒い文字が強調されるようになります。
特に年齢が上がるにつれて、文字の色が識別しにくくなると読みにくくなります。
そして目も疲れやすくなるですが、この機能を活用することで目の負担を減らしてくれます。



S-Shoin一括シンプル切替は、文字入力画面を全体的に黒色に変化させて見やすくしてくれます。
LINEやメールなど、それにネットの検索などでは何かと文字打ちをすることが多いと思います。
そんな時でも見やすい画面に切り替わることで、文字打ちをサポートしてくれます。

他にも自動画面点灯やスクロールオートは、はじめて使った時には、「スゴ!なんて便利なんだ!」と思って衝撃を受けました。
このようにAQUOS R2 compact SH-M09のさまざまな便利機能は、使ってみるとはじめて分かる機能の数々であるため、気になる方は是非試して頂くとよいと思います。
カメラ機能は簡単設定で驚くような写真が撮れる

メインカメラ(アウトカメラ)は約2,260万の画素数でレンズの明るさはF1.9です。
光学式手ブレ補正と電子式手ブレ補整も付いているため、手ブレが起きたとしても自動補正してくれます。
他にインカメラは約800万画素数で広角カメラ付、アイキャッチセルフィーも搭載しているため、AIに任せておけば自動で目元を補整してくれます。
だから自撮りもバッチリ撮れるため、女性にとっては心強いスマホです。


- AIオート(被写体に合わせて自動的にモードが調整されます)
- オート(画質が自動で調整されます)
- マニュアル(設定を自分で調整できます)
- 背景ぼかし(近くの被写体に合わせて背景をぼかします)
- おすすめプラス(くっきり、ふんわり、逆光、残像、接写、モノクロ画像が撮れます)
「AIオート」と「オート」機能は、どちらかというとカメラ撮りが苦手な方や設定がうまくできない方向けの機能です。
AQUOS R2 compact SH-M09に搭載しているAIが、被写体や背景を瞬時に自動で読み取ってくれるため、誰でもプロのような綺麗な画像を撮ることができます。
「マニュアル」「背景ぼかし」「おすすめプラス」機能は、自分で設定をしたい方向けの機能です。
被写体や背景が同じでも、設定を変更するだけで写真のイメージを激変できます。



「AIオート」機能を使って近所の花を撮ってみました。
メインの花と背景の影を区別して認識されることで、花が強調して浮かびあがり綺麗な画像に仕上げることができました。

こちらも「オート機能」を使った写真です。
さきほどの花と違って車のパーツラインや光沢などが識別され、車の臨場感を表現されています。

「背景ぼかし」機能を使ってみました。
手前の時計がハッキリ映り、奥の人形がぼやけている様子が分かると思います。
一般的な背景ぼかしのイメージとしては、プロが撮る難しい写真だと思います。
しかし、AQUOS R2 compact SH-M09ではタップ1つで簡単に撮ることができます。

「おすすめプラス」機能の1つ、接写機能を使って花を撮影してみました。
拡大しないと分からないような花びらのシワなど、細かな部分をハッキリ撮ることができます。



こちらは「おすすめプラス」機能のモノクロ画像を使ってみました。
同じシチュレーションでも、モノクロにしたことでレトロに大変身!
一気に渋い画像を撮ることができました。
私自身、写真撮りはとても下手なのですが、ボタン1つでプロのような綺麗な写真を簡単に撮れるから、正直ビックリです。
使い方も簡単だし、それにコンパクトだから長時間撮影していても疲れにくいです。
特に今使っているスマホでは、綺麗な写真をうまく撮れないといった悩みを持っている方は、この問題を簡単に解決できる機種だと思います。
バッテリーが1日以上持って助かる

AQUOS R2 compact SH-M09のバッテリーは2,500mAhです。
3,000mAhが一般的であるため、数値だけを見るとやや少ない感じがすると思います。
しかし、私自身が使った状態では1度充電してから、普通に使った(ネットサーフィンやLINEやメールなど)場合でも、1日以上もちました。
もしあまりスマホを触らない方(待受けが多いなど)は、さらにバッテリー時間も長くできると思います。
だから、他機種より特別バッテリー持ちが悪いとは思いませんでした。
旧モデルと比較するとコンパクト化の最高峰になった

AQUOS R2 compact SH-M09は、旧モデルのAQUOS R compactと比較すると、性能がアップし中途半端な位置づけから脱却しました。
特にCPUが1.5倍にアップ、メモリが3GBから4GBに増量、容量も32GBから64GBと2倍に容量がアップしており、処理能力も大幅に向上しています。
そしておサイフケータイや防水・防塵機能も最高レベルが搭載、ディスプレイも約5.2インチまでアップし、シャープの特徴をすべて搭載したといえます。
ミドルレンジモデルのコンパクトモデルとしても、他社の高性能機種に負けない最高峰の機種になりました。
AQUOS R2 compact SH-M09の購入先や価格

AQUOS R2 compact SH-M09は、端末本体のみ(SIMフリー)でも購入することができますが、格安SIMと端末セットで購入した方が割引額が大きいため、とてもお得です。
各社さまざまなキャンペーンで端末セットも割引されますが、その中でもIIJmioは端末価格だけでなくギフト券のプレゼントなどがあり、最も優遇される格安SIMとしてチェックしておきたいところです。
格安SIMと端末セットで購入する場合

端末セットは音声通話SIMとセットで契約することになります。
特に月額基本料金は端末代金以外にかかる費用になるため、比較しながら複数チェックしておくと良いと思います。
格安SIMの種類 | 音声通話SIM (月額基本料金) |
公式サイト |
IIJmio ※おすすめ! |
1,600円~ | ![]() |
OCNモバイルONE |
1,600円~ | ![]() |
BIGLOBEモバイル |
1,400円~ | ![]() |
楽天モバイル | 1,480円~ | ![]() |
mineo | 1,310円~ | ![]() |
端末本体のみ(SIMフリー)で購入する場合
AQUOS R2 compact SH-M09のSIMフリー端末は約84,000円です。
購入時期や品質によっても値段が変わってきますが、ネットで購入すると安く入手できます。
\端末保証が付いてきます/